(写真提供:内閣広報室)
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本11日(水曜日)、午後2時15分から約25分間、野田佳彦内閣総理大臣は、アジア太平洋議員フォーラム(APPF)参加国の各国団長による表敬を受けたところ概要は以下のとおりです。
- APPF参加国団長を代表して麻生太郎元総理(日本議員団団長)より、APPFは20年前に中曽根康弘元総理の提唱の下に東京で発足したが、各地での総会の開催を経て、今般再び東京で第20回目の総会が開催されるまでに発展したことは大変喜ばしい旨述べました。続いてヘン・サムリン・カンボジア国会議長(Samdech Akka Moha Ponhea Chakrei Heng Samrin,President of National Assembly)より、先般の東日本大震災に対するお見舞いの意を表明すると共に、復興に向けた着実な進展に対する祝意を表明しました。また、ヘン・サムリン議長は、気候変動や社会問題などの地域の課題を解決するべく、APPFで議論していきたい旨述べました。
- これに対し、野田総理より、東日本大震災に関する各国からの温かい支援に感謝の意を述べた上で、我が国は復興に向けて懸命に取り組んでいくが、決して内向きになることなく、地球規模の課題の解決に向けて各国とともに取り組んでいきたい旨述べました。また、野田総理より、世界の成長エンジンであるアジア太平洋地域の平和、安定、繁栄の実現は各国の利益となるものであり、APPFの場で様々な課題について議員間で率直な意見交換が行われることは有意義である旨述べました。
(参考)アジア太平洋議員フォーラム(APPF)
議員間の対話を強化する場を提供し、また、アジア太平洋全域にわたる議会人独自の視点と叡智を結集させることにより、地域の平和、安定及び繁栄に貢献することを目的として、平成5年(1993年)1月に東京で設立。加盟国は27か国。