(写真提供:内閣広報室)
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本28日(月曜日)15時10分から約20分間、野田佳彦内閣総理大臣は、来日中のキティラット・ナ・ラノン・タイ副首相兼商務相(H.E.Mr. Kittirat Na Ranong, Deputy Prime Minister and Minister of Commerce)の表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。なお,日本側から齋藤官房副長官他が同席しました。
- 野田総理から,タイの洪水被害に対し心からのお見舞いを述べつつ、タイには,4万6千人の在留邦人、1,300社の商工会議所会員企業が駐在しており、タイの困難は我が国の困難と認識している旨述べました。また、これまで我が国は,様々な協力を行ってきたが,12月中にも洪水対策のマスタープランを改定するための調査団を派遣する予定である旨述べました。
- これに対し、キティラット副首相から、改めて日本の支援に謝意を示し、両国間で連携して復旧・復興に努めたいと述べ,また,タイとして力強く復興し,皆に安心を与えたい,来年の雨期には今年のような事態にはならないことをタイ国民に約束している旨述べました。
- 野田総理から、多くの日本企業が一日も早く操業を再開できるよう必要資機材に係る関税の減免や応援要員の滞在許可等にタイ政府が対応しようとしていることに謝意を表し,更なる配慮を求めました。これに対し、キティラット副首相から、日本企業の操業再開に向け、日系企業の要望に真摯に耳を傾ける旨述べました。