本6日(火曜日),午後4時10分から15分程度, 野田佳彦内閣総理大臣は,メドヴェージェフ・ロシア連邦大統領(Dmitry Medvedev, President of the Russian Federation)と電話会談を行ったところ,やりとりの概要は以下のとおりです。
- メドヴェージェフ大統領から,野田総理就任に対する祝辞とともに,総理と建設的な対話を行うことへの期待が表明されました。また,台風被害へのお見舞いが述べられ,東日本大震災後の日本の復興にロシアとして引き続き支援する用意がある,日露の友好,互恵の関係の構築を支持するとの発言がありました。
- 野田総理からは,メドヴェージェフ大統領からの祝辞及び震災に際してのロシアからの支援に対し謝意を表しました。また,ロシアとの間では,エネルギーを含めあらゆる分野で協力関係を拡大していく中で真の友好関係の構築を目指したい,そのためには領土問題を解決し平和条約を締結することが必要であり,静かな環境の下で問題解決に向けて大統領と共に努力したいと述べました。
- メドヴェージェフ大統領から,領土問題については問題解決のために静かで良好な雰囲気の中で議論する用意があるとの発言がありました。
- 両首脳は,今後多くの機会を利用して様々な問題について意見交換していくことで合意しました。