本12日(月曜日)17時00分から約25分間,野田佳彦内閣総理大臣は,来日中のベルナール・アコワイエ・フランス国民議会議長(H.E. Mr. Bernard Accoyer, President of the French National Assembly)の表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。
- 冒頭,野田総理大臣から,アコワイエ議長の来日を歓迎するとともに,アコワイエ議長采配の下,先週パリで行われたG8下院議長会議の成功を御祝い申し上げると述べました。また東日本大震災に際してのフランスからのお見舞,連帯の表明及び協力に謝意を伝え,欧州の中でも最も日本文化への理解と関心が高い仏国民には,ビジネスや観光・留学等で沢山日本に来て頂きたいので,宣伝していただければ有り難いと述べました。
- これに対し,アコワイエ国民議会議長は,震災に際しての日本人の規律と勇気に敬意を表する,また,今回,あらためて連帯を示すため被災地を訪問する旨述べ,野田総理就任に対する祝辞とともに,野田総理の下で日仏関係が一層強化されることへの期待を表明しました。さらに横路孝弘衆議院議長をはじめ日本の議会関係者や各界関係者とも会い,日仏関係の強化に努めたいと発言しました。
- 更に,野田総理大臣から,フランスは我が国と基本的価値観を共有する重要なパートナーであり,フランスが議長国を務めるG8及びG20等の場で,協力していきたい,活発・良好な日仏間の議員交流は二国間関係にとって重要である,日EU・EPAの交渉開始・締結に向けアコワイエ国民議会議長の協力を得たい旨述べ,会談を終了しました。