本6日(火曜日),午後5時頃から約15分間,野田佳彦内閣総理大臣は,温家宝(おん・かほう)中国国務院総理と電話会談を行ったところ,やりとりの概要は以下のとおりです。
- 野田総理から,就任の挨拶を述べた後,東日本大震災に対する中国からの支援に対し改めて謝意を表しました。温総理から,野田総理の就任に対する祝意を述べた後,日本が野田総理のリーダーシップの下,必ずや早期に震災から復興すると信じている,中国政府として引き続き必要な協力を行いたい旨述べました。
- 双方は,日中関係は最も重要な二国間関係の1つであること,日中「戦略的互恵関係」を一層深化させ,また,来年の国交正常化40周年も活用しながら国民感情の改善を図るべく,復興支援や観光促進など震災を受けた協力,海洋に関する協力,文化・人的交流の推進を重点として,日中間で幅広い分野での協力及び交流を着実に積み上げていくことで一致しました。
- 温総理から,野田総理の早期訪中の招請があり,野田総理から,双方の都合の良い時期に訪中したい旨述べました。
- その他,野田総理からは,80年代の胡耀邦総書記の時代に,中国からの招請で3000人日本青年訪中団の一員として訪中した経験を紹介しました。