本13日(火曜日)午後6時15分から約10分間,野田佳彦内閣総理大臣は,オーストラリアのジュリア・ギラード首相(The Hon Julia Gillard MP, Prime Minister of Australia)との間で電話会談を行ったところ,やりとりの概要以下のとおりです。
- 冒頭,ギラード首相から,野田総理大臣の就任につき祝意を表するとともに,4月の来日の際に南三陸町を訪問したことに触れつつ,日本の震災復興のため豪州としてできる限りの支援を引き続き行っていく旨述べました。これに対し野田総理から, 謝意を表明の上,東日本大震災に際する豪州からの支援及び4月のギラード首相の来日は日豪間の絆と連帯の強さを実感させるものであった旨応答しました。
- 両首脳は,日豪両国は基本的価値観を共有する戦略的パートナーであって,経済分野のみならず,安全保障分野での協力関係を強化し,地球規模の課題でも緊密に協力していくことで一致しました。
- 野田総理から,高いレベルでの経済連携などの経済外交を推進したい,できるだけ早期に日豪EPA交渉を再開するよう努力したい旨述べました。これに対しギラード首相より,日本とのEPAを重視しているとした上で,交渉を前に進めたい旨応答しました。
- 両首脳は,国際会議の機会等をとらえ,なるべく早く日豪首脳会談を行うよう調整していくことで一致しました。