小泉総理大臣

第9回日・ASEAN首脳会議共同声明
「日本ASEAN戦略的パートナーシップの深化・拡大」

平成17年12月13日

(写真)第9回日・ASEAN首脳会議共同声明
写真:内閣広報室

1.主なポイント

2.共同声明の概要

(1)日ASEAN戦略的パートナーシップ

(2)具体的協力分野

(イ)ASEAN共同体形成に向けた努力への支援

  • 2020年までのASEAN共同体形成に向けたイニシアティブを支援。ASEANは、ASEAN統合イニシアティブやビエンチャン行動計画を含め、ASEAN共同体形成への努力に向けた日本の支援に感謝。
  • ASEAN統合支援のため、ASEAN開発基金や日・ASEAN協力基金を通じ、新たな75億円の支援を行うとの日本のコミットメントを歓迎。

(ロ)経済連携強化

  • 日本とASEANは、日・ASEAN包括的経済連携交渉を2005年4月の交渉開始から2年以内、可能な限り早期に、まとめるよう努力。

(ハ)日ASEANセンター改革

  • 日ASEANセンター改革賢人会議中間報告を検討するよう関係省庁に奨励。

(ニ)地域的・国際的課題への取り組み

  • 鳥インフルエンザ、HIV/AIDS、結核等の新興・再興感染症への対策強化を確認。日本は鳥インフルエンザ対策としてASEAN向けの50万人分のタミフルの供与を含む1.35億ドルの対アジア支援を行う。
  • ASEANは日本のテロ分野での支援強化を歓迎。2006年前半に日・ASEANテロ対策協議を実施するとの日本の提案を歓迎。
  • 日本は津波早期警戒システムの設立等に向けた地域的協力を支援。

(ホ)人的交流の促進

  • 日・ASEAN間の交流相互理解を促進。職業訓練や高等教育分野を含めた交流プログラム支援の日本のコミットメントを評価。

(ヘ)東アジア協力の深化

  • ASEAN+3協力を促進するとともに東アジア首脳会議において共通の課題につき対話を強化。

(ト)国際問題への対応における協力

  • 環境、不拡散等地域及び国際レベルでの問題に向け、より効果的な協力を行う。
  • 9月の国連首脳会議の成果文書に基づき、今期国連総会中に安保理を含む国連システムの包括的改革を促進すべく協力。
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