小泉総理大臣

日本・マレーシア首脳会談(概要)

平成17年12月13日

 12月13日夕刻、東アジア首脳会議への出席等のためマレーシア訪問中の小泉総理は、アブドゥラ・マレーシア首相と25分間会談したところ、概要以下のとおり。

1. 経済連携協定の署名

(1)アブドゥラ首相より以下の通り述べた。

 今回の経済連携協定署名を喜ばしく思う。今までのあらゆる分野における、様々なレベルでの二国間交流の結果であり、両国関係は更に発展することとなろう。

(2)小泉総理より以下のとおり述べた。

(イ)経済連携協定の署名は大変喜ばしい。これが今後の二国間関係の発展を象徴するようなものとなることを期待している。

(ロ)自分(「総理」)は、13日午後に「マイビー」(日本のダイハツ等が49%、マレーシアの現地資本が51%それぞれ出資しているプロドア社の車)の展示を視察した。日本とマレーシアの共同開発ということもあり、マイビーがマレーシアで人気があることは非常に嬉しい。マイビーは二国間協力の象徴であり、このようなものがもっと出て来ることを期待。

2.マレーシア日本国際工科大学準備センター開所式

 アブドゥラ首相より、小泉総理の出席を得てセンターの開所式を行うことを喜ばしく思う旨述べた。

 小泉総理より、マハティール前首相から4年前にこの構想を提案されて以来、ようやくここまでこぎ着けることができて大変嬉しく思う、両国関係において人材育成は非常に大事な分野であり、同大学が大いに役立つことを期待している旨述べた。

3.アブドゥラ首相の公式訪日招請

 小泉総理よりアブドゥラ首相に対し来年早い段階での訪日を招請し、アブドゥラ首相はこれに快く応じた。

4.経済連携協定署名式及びマレーシア日本国際工科大学準備センター開所式

(1)署名式:両首脳が本体協定、実施取極及び共同声明に署名した。

(2)開所式:両首脳がそれぞれの国旗を地球儀に差し込むセレモニーの後、準備センターの概要ビデオが上映された。

(3)最後に両首脳より、上記署名及び開所式は今後の二国間関係の飛躍につながる旨の簡単な挨拶が行われた。

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