本15日(火曜日)午後4時45分頃から約15分間,菅直人総理大臣は,先方の申し入れにより,潘基文(パン・ギムン)国際連合事務総長と電話会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
- 潘事務総長から,菅総理の就任に対して祝意が述べられ,菅総理から,潘事務総長がアフリカ訪問中にもかかわらず,電話で祝意を表していただいたことに感謝する旨述べました。
- 潘事務総長から,地球規模の諸課題に国際社会が協力して取り組む上で日本のリーダーシップは極めて重要であり,日本が国連で一層大きな役割を果たすことを期待している旨述べました。菅総理からは,新内閣も国連を重視しており、特に気候変動と核軍縮は世界の平和と安定にとって不可欠な課題であり,潘事務総長とも協力して取り組んでいきたい旨述べました。潘事務総長からは、ミレニアム開発目標(MDGs)の重要性や,日本の安保理非常任理事国としての活動に対する評価にも言及がありました。
- 潘事務総長から,8月に訪日し,広島平和記念式典に出席する予定である旨述べたのに対し,菅総理から歓迎する旨述べました。
- 最後に潘事務総長より、昨日のワールドカップで日本が勝利したことに祝意の表明があり、菅総理からも韓国の勝利に対する祝意を伝えました。