日露首脳電話会談
平成23年3月14日
- 本14日(月曜日)午後5時30分頃から約20分間,菅直人総理大臣はメドヴェージェフ・ロシア連邦大統領(Dr. Dmitry Medvedev, President of the Russian Federation)からのお見舞いの電話を受けました。
- 冒頭,メドヴェージェフ大統領から,以下のとおり述べました。
(1)この度日本で発生した地震・津波災害に対するお見舞いとともに,深い哀悼と全ロシア国民からの連帯の意を表したい。
(2)被害の早期復旧をお祈りする。今後可能な限りの支援と協力を行う用意があり,人道支援のほかにエネルギー供給面の協力を行う用意がある。
- 菅総理から,以下のとおり述べました。
(1)今般の地震を受け,貴大統領からの温かいお見舞いと支援の申し出をいただき,またモスクワの日本大使館の前には貴国一般市民の皆様からも,被災者に対するお見舞いの花束を多数いただき,感謝申し上げる。
(2)本14日(月曜日)午後,貴国非常事態省の救援隊が到着しており,非常事態への対応に慣れた専門家を派遣いただき心強く感じている。
(3)原子力発電所については,今のところ原子炉格納容器への損傷はないとみられる。安全が保たれるよう今後とも全力を挙げていく。
(4)エネルギー供給面の協力の申し出については,今後必要が生じる場合にはご相談していきたい。
- 両首脳は,今年5月に予定されるG8サミットの機会を含め,今後両国間の対話と協力を進めていくことで一致しました。