本14日(月曜日)17時55分(日本時間)から約15分間,菅直人総理大臣は,先方の要請に応じ,ニュージーランドのジョン・キー首相(The Rt. Hon. John Key,Prime Minister of New Zealand)と電話会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
- 菅総理から,先にクライストチャーチにおいて発生した地震につき,改めてお見舞いの言葉を述べた上で,以下のとおり発言しました。
(1)ニュージーランドでの地震の後,我が国において観測史上最大の地震が発生した。ニュージーランド政府からのお見舞い及び支援の申し出に感謝する。
(2)今回の地震により甚大な被害が発生しているが,政府・国民は一体となって対応している。政府としても国を挙げて,救助・救援活動に取り組んでいる。
(3)そうした中で,NZからも迅速に救助隊を派遣していただき感謝。日本のチームと連携しての捜索・救助をお願いしたい。
(4)被災した地域における多くのNZ人の安否確認,安全確保にも全力を尽くしたい。
(5)原子力発電所については,今のところ原子炉格納容器への損傷はないとみられる。安全が保たれるよう今後とも全力を挙げていく。 - これに対しキー首相より,次のとおり述べました。
(1)ニュージーランドを代表して,日本のすべての皆様にお見舞い申し上げる。クライストチャーチでの地震を経験した直後でもあり,すべてのNZ国民が今回の日本での地震災害に心を揺さぶられている。
(2)ニュージーランドは日本の友人であり,今後ともいかなる支援であってもこれを行う用意がある。何なりと言ってきて欲しい。
(3)これから数週間,数ヶ月間にわたり厳しい状況が続くと思うが,菅総理の指導力の下,日本の人々が悲劇から立ち上がり,力強く復興の道を歩むものと確信している。