本24(木曜日)午前10時20分から約10分間,菅直人総理は,クライストチャーチの現場にいるジョン・キー・ニュージーランド首相(Rt. Hon. John Key, Prime Minister of New Zealand)と電話会談を行ったところ,概要は以下のとおりです(福山哲郎官房副長官,菊田真紀子外務大臣政務官ほか同席)。
- 冒頭菅総理から次のとおり述べました。
今回の地震に心からお見舞い申し上げる。貴国からの要請に応じ,国際緊急援助隊を派遣した。日本人を含め,被災者の救助に全力を挙げておられることに心から敬意を表する。我が国の緊急援助隊も全力を挙げて救助に当たっているとの報告を受けている。特に日本人の学生がいたビルが倒壊し,依然多数の人が閉じ込められており,引き続き全力を挙げて救助に当たるよう,心からお願いしたい。 - これに対し,キー首相から次のとおり述べました。
(1)総理の暖かいお言葉と日本からの支援に深く感謝する。残念ながら,市の中心部が直接的な被害を受け,数多くの死亡者が発生している。日本の緊急援助隊は,ニュージーランド当局と緊密に協力しつつ,日本人学生がいる建物での救助に当たっている。今回の地震は大変甚大であるが,我々は希望を捨てていない。
(2)引き続き日本側には緊密に情報を提供する。追加的に支援が必要になれば,また日本にお願いするかもしれない。どうもありがとう。
(最後に総理より,最後の最後まで救援救助活動に尽力してほしい,日本の緊急援助隊にもその旨指示している旨述べ,会談を了しました。)