総理大臣

天野之弥国際原子力機関(IAEA)事務局長による菅総理表敬

平成23年7月26日

  • 天野国際原子力機関(IAEA)事務局長により表敬を受ける菅総理1
    (写真提供: 内閣広報室)
  • 天野国際原子力機関(IAEA)事務局長により表敬を受ける菅総理2
    (写真提供: 内閣広報室)

本26日(火曜日)午前11時15分から約20分間,菅直人内閣総理大臣は,天野之弥IAEA事務局長の表敬を受けたところ,その概要は以下のとおりです(福山哲郎官房副長官他同席)。

  1. 冒頭,菅総理から,昨25日(月曜日)に天野事務局長が東京電力福島第一原発を訪問したことに言及し,現地を見て頂いたことは良かった旨述べました。

  2. 菅総理から,7月19日(火曜日)に事故の収束に向けた「ステップ1」の完了を発表し,事故収束に向けた一つの壁を越えることができたと考えている,引き続き,事故の収束に総力を挙げて取り組んでいく考えであり,「ステップ2」も可能な限り早期に完了させたい,IAEAをはじめとする国際社会に対し,今後とも,透明性をもって迅速・正確な情報を提供したい旨述べました。
    これに対し天野事務局長から,メディアでは種々論評されているが,外から見ていると総理自ら指導力を発揮されていることがよく分かる旨述べた上で,事故対応に向けられた努力を評価している,6月末の閣僚会議における日本からの報告により,日本に対する信頼性が高まったと考えている旨発言がありました。また,天野事務局長は,「ステップ1」が完了したことを歓迎する,「ステップ2」についても順調に進むものと期待している旨述べました。

  3. また,菅総理から,本年のG8サミットの際に自ら表明したように,今回の事故を踏まえ,世界最高水準の原子力安全を実現させたい,原子力安全分野において,IAEAにおいても種々検討頂いていることに感謝しており,「行動計画」の実施を含め,我が国としても協力していきたい,明年後半の開催を予定している我が国とIAEAによる原子力安全に関する国際会議の成功に向け,引き続き緊密に連携していきたい旨述べました。これに対して天野事務局長から,IAEAとして,日本の経験や実績を活かし,引き続き緊密に連携していきたい旨述べました。
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