総理大臣

日ベトナム首脳間における短時間の会談

平成22年6月27日

 カナダを訪問中の菅総理大臣は、27日(日曜日)現地時間午前8時45分(日本時間午後9時45分)から約15分間、ズン・ベトナム首相と短時間の会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、菅総理から、新幹線や原子力発電所のプロジェクトに触れつつ、日本にはインフラを建設する高い技術力のみならず、それを運営する能力にも高いものがあり、今後も日越関係の発展に役立つような技術支援を行っていきたい、そのことにより、双方にプラスなることを期待している旨述べたのに対し、ズン首相より、総理就任に対する祝意を述べた上で、日越間の友好関係を戦略的パートナーシップとしてさらに発展させていきたい旨述べました。これに対して、菅総理は賛意を示した上で、日越両国の協力は相互にとってプラスである旨述べました。
  2. ベトナムの原子力発電所建設への我が国企業の参画について、ズン首相は、日本がベトナムにおける原子力発電計画に関心を有していることはよく理解しており、本件については、真剣かつ前向きに検討し、同計画に当たってどのような協力が可能か考えていきたい旨述べました。
  3. ベトナムの南北高速鉄道建設計画について、ズン首相は、情報やデータの提供が不十分であるとしてベトナム国会の承認が得られなかった旨を説明しつつ、越政府として今後もさらなる情報提供を通じて実現に向け努力したい旨述べました。
  4. 最後にズン首相より菅総理に対し、本年10月にベトナムで開催される予定のASEAN関連首脳会合へのご出席をご招待したい旨述べました。
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