6月27日(日曜日)午後2時45分頃(現地時間)から約15分間,G20サミットに出席するため,カナダ・トロントを訪問中の菅直人総理大臣は,G20サミットの議場において,スシロ・バンバン・ユドヨノ・インドネシア大統領と短時間の会談を行ったところ,やりとりの概要は以下のとおり。なお,両首脳は,これに先立ち前日のワーキング・ディナーの際にも簡単な挨拶を交わしている。
- ユドヨノ大統領より,インドネシア政府およびインドネシアの国民を代表して総理ご就任をお祝い申し上げる,日本は友好国であると同時に重要なパートナーであり,インドネシアの発展のため支援いただいている,今後も,経済・貿易・投資・エネルギーといった分野で協力関係をさらに発展させたい旨述べた。
これに対し,菅総理より謝意を表明しつつ,インドネシアの民主化に貢献されているユドヨノ大統領に敬意を有している,両国関係は現在も良好であり,今後も親しくお付き合いさせていただきたい旨述べた。 - ユドヨノ大統領より,菅総理にインドネシアを訪問していただきたい,インドネシア政府および国民が歓迎するであろうと述べた。菅総理は,機会を見つけて訪問したい,貴大統領にも訪日していただきたい旨述べた。
- 菅総理より,我が国はインドネシアから多くの天然ガスの供給を受けており,また,インドネシアの森林資源は地球環境の保護にも役立っているので,その保全にも関心を有している,気候変動の分野でも様々な協力を進めることが重要だと思う旨述べた。これに対し,ユドヨノ大統領より,関係する両国の閣僚間でも十分に議論し協力したい旨述べた。