本25日(水曜日)19時30分から約20分間,OECD閣僚理事会・設立50周年式典出席のためパリを訪問中の菅直人内閣総理大臣は,EU議長国のオルバーン・ヴィクトル・ハンガリー共和国首相(H.E. Dr. Orbán Viktor, Prime Minister, Republic of Hungary)と会談を行ったところ,やりとりの概要は以下のとおりです。
- 菅総理から,東日本大震災に際し,オルバーン首相及び令夫人をはじめハンガリーから頂いている温かいお見舞いと支援に謝意を述べました。これに対し,オルバーン首相から,改めてお見舞いの言葉があり,さらに,日本国民の対応に感銘を受けており,日本の早期復興を希望しているとの発言がありました。
- 菅総理から,是非日EU・EPAを実現させたい旨述べ,ハンガリーの協力を求めました。これに対し,オルバーン首相は,EPA,自由貿易は,ハンガリーにとっての利益であり,日EU・EPAを支持している旨述べました。
- 菅総理から我が国の原子力安全・エネルギー政策を説明しました。これを受け,オルバーン首相からは,ハンガリーの原子力政策に変更はない,太陽光発電などの分野での技術交流の拡大を希望している旨述べました。
- 最後に,オルバーン首相から,ハンガリーとして経済,文化をはじめあらゆる面で日本との関係を強化していきたいと述べ,会談を終えました。