4日(月曜日),アジア欧州会合第8回首脳会合(ASEM8)出席のためベルギーを訪問中の菅総理大臣は,ファン=ロンパイ欧州理事会議長(H.E. Mr. Herman Van Rompuy, President of the European Council)及びバローゾ欧州委員会委員長(H.E. Mr. Jose Manuel Durao Barroso, President of the European Commission)と約20分間日EU首脳協議を行ったところ,概要以下のとおり。
- 日EU関係
菅総理より,2010年は日・EU関係の新たな飛躍の年であり,具体的で行動志向な日・EU関係を構築するため全力を発揮したい,特に,EUとのEPAについては,色々な課題があるが,来春の日EU定期首脳協議で日EU・EPAの交渉開始に是非とも合意したい旨述べた。
これに対し,バローゾ委員長より,EPA締結のためには,政治的なコミットメントが必要なので,EU自身も誠意ある対応をしていきたい旨述べた。 - 国際情勢
日中関係について,菅総理から,日中関係は,アジア太平洋地域,ひいては世界にとって非常に重要な関係であり,それだけに大局的な観点から冷静に対処してきていることを説明し,先方の理解を得た。