(写真提供: 内閣広報室)
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11月14日(日曜日)17時から17時20分まで,菅直人総理大臣は,横浜APEC首脳会議に出席するため訪日中のガルシア(Dr. Alan Garca)・ペルー大統領と会談したところ,結果概要以下のとおりです。
1 冒頭
- (1) 菅総理から,ガルシア大統領のAPECでの協力に感謝申し上げるとともに,ペルーと日本とは太平洋を挟んだある意味での隣国であり,中南米の多くの国への架け橋として大変良好な関係にある,これからも関係を緊密化していきたい旨発言しました。引き続き,菅総理から,経済連携協定(EPA)交渉が完了したことは大変良かった,これは二国間関係の更なる緊密化の大きなステップである,今後,早期の署名,発効に向け,引き続き双方で努力をしていきたい旨発言しました。
- (2) ガルシア大統領からは,APECの運営に敬意を表する旨の発言とともに,APECで他の地域と経済統合をさらに進める,さらに深めるというメッセージが出たのは大変良かったという発言がありました。
2 二国間関係
- (1) ガルシア大統領から,大統領に就任した際,日ペルー関係は必ずしも政治的に良好な関係とは言えなかったが,これを是非元に戻したいと思い,具体的には,(ア)政治関係の緊密化,(イ)日ペルー投資協定の締結,(ウ)今回交渉が完了したEPAに取り組んできた旨発言があり,また,ペルーには日系人,日 本人の姓を持つ方々が多数おられるということで,日本文化の影響は非常に強いものがある旨発言がありました。
- (2) 菅総理から,改めてEPA交渉の完了は大変喜ばしいことである旨発言しました。ガルシア大統領からは,ペルーにとり日本との関係は特別であるとして,今後は日ペルーEPAを日本企業による中南米の他の国への進出に是非活用して欲しいという発言があり,会談を了しました。
3 日・ペルーEPAの交渉完了に関する共同声明への署名
その後,両首脳により日・ペルーEPAの交渉完了に関する共同声明(別添 仮訳/英文)の署名が行われました。
参考資料
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