鳩山総理大臣

ヘレン・クラーク国連開発計画(UNDP)総裁の鳩山総理大臣表敬

平成21年11月24日

  1. 鳩山総理大臣は、11月24日(火曜日)午後5時45分から約25分間、ヘレン・クラーク(Miss Helen Clark)国連開発計画(UNDP)総裁の表敬を受けました。
  2. 鳩山総理より、UNDP総裁就任について祝意を述べ、同総裁のリーダーシップに対する期待を表明するとともに、日本でも新政権ができたが、世界に貢献できる日本としたい、特にUNDPとは、アフガニスタンの警察支援、選挙支援等でこれまで緊密に協力してきたが、今後とも密接に協力していきたい旨述べました。
  3. これに対し、クラーク総裁より、気候変動に関するハイレベル会合における総理のスピーチを賞賛しつつ、今後、日本がリーダーシップを発揮していく分野として、気候変動、アフガニスタン支援、アフリカ支援とミレニアム開発目標(MDGs)の達成の3分野を挙げ、UNDPとして日本と協力してきたい旨述べました。
  4. これに対し、鳩山総理より、核廃絶に向けた努力を重視している旨述べ、オバマ大統領が行った核廃絶演説にも言及しつつ、唯一の被爆国としての道義的責任として、核を廃絶する努力の先頭に立ちたいとの決意を表明しました。
  5. その他に、金融危機への対応についても意見交換が行われました。

(参考)ヘレン・クラーク国連開発計画(UNDP)総裁

  ニュージーランド国自然保護大臣、住宅大臣、保健大臣、労働大臣、副首相を経て1993年に労働党(野党)党首。1999年から2008年にかけて、首相を務める。2009年4月より現職。

 UNDP総裁は、国連において事務総長、副事務総長に次ぐポストである。UNDPは、ミレニアム開発目標(MDGs)達成に向けた取組を推進する主導的機関であり、また、危機予防と復興、民主的ガバナンス、環境とエネルギー等の分野において中心的な役割を果している。UNDPは、我が国、国連、世銀とともに、TICADの共催者でもある。

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