鳩山総理大臣

国連気候変動枠組条約COP15議長との朝食会

平成21年11月15日

  1. 11月15日午前7時45分から約1時間にわたり、COP15議長であるラスムセン・デンマーク首相の参加を得て、APECメンバーの首脳との朝食会が開催された。同朝食会には、鳩山総理大臣はじめオバマ米大統領、胡中国国家主席を含む19名の首脳が参加した。
  2. 同朝食会は、ラッド豪首相及びカルデロン・メキシコ大統領の呼びかけで開催されたものであるが、来月のコペンハーゲンでのCOP15の開始までの限られた期間において、残された数多くの争点を解決するためには、首脳レベルでの直接の関与が必要であるとの、APECに参加している首脳の共通の政治的意思に基づき、開催された。
  3. ラスムセン首相は冒頭発言において、交渉の状況を説明の上、COP15成功に向けて首脳レベルで力強い政治的リーダーシップを発揮し、COP15では、包括的な内容の政治的合意が達成されることを目指すことが重要である旨強調し、コペンハーゲンでの会合への各首脳の参加を要請した。鳩山総理からは、コペンハーゲンでは、単なる宣言以上の内容の合意を目指すべきである、そのためには、全ての主要国による公平かつ実効性のある国際的枠組みの構築や意欲的な目標への合意が重要である旨、述べられた。発言した各首脳は、COP15の成功に向けて作業を加速化させることの重要性が異口同音に強調し、また、 COP15を失敗させることは避けるべきであり、これまでの交渉の成果の上に立って合意を目指すことにつき一致した。
  4. 本朝食会の議論を受け、この後のリトリートIIセッションの議論においても、持続可能な成長の実現に向けての気候変動問題の取組についての議論が続くこととなっている。
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