日・シンガポール首脳会談（概要）
平成19年11月21日
11月21日、午前9時30分（現地時間。日本時間21日午前10時30分）から約20分間、ASEAN関連首脳会議出席のためシンガポールを訪問中の福田総理は、リー・シェンロン・シンガポール首相と会談を行ったところ、概要以下のとおりです。
1.二国間関係
福田総理より、ジャパン・クリエイティブ・センター（別添参照（PDF）
）の設置に関し、繁華街近くのよい場所を提供していただき感謝する旨述べ、両首脳は、センターの早期開設に向けて協力していくことで合意した。また、両首脳は、日シンガポール関係及び日ASEAN関係を一層強化していくことを確認した。
2. ミャンマー問題
リー首相より、ミャンマー問題については、ガンバリ特別顧問の努力を支援していくことが肝要であるが、ミャンマーの問題はミャンマー国民自身が解決しなければならない問題である、国際社会も現実的なアプローチをとる必要がある旨述べた。福田総理より、ミャンマー問題についてのリー首相の尽力に謝意を表明し、シンガポールとも連携してガンバリ特別顧問の取組みを後押ししていきたい旨述べた。
3. 北朝鮮
福田総理より、今回の一連の会合において適切な北朝鮮向けメッセージを発出することが必要であり、我が国は、非核化と同時に、拉致問題を含む日朝関係の進展を希望する。北朝鮮側に具体的行動を求める旨述べた。これに対して、リー首相より、引き続き日本の立場を支持している旨述べた。
4. テロとの闘い
福田総理より、我が国は引き続き「テロとの闘い」において責任を果たしていく考えであり、インド洋での補給活動の早期再開に向け、最大限の努力を果たしていく旨述べ、リー首相は、日本による給油活動再開への支持を表明した。
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