
福田総理の国際ビジネス評議会との昼食会への出席
平成20年1月26日
- 1月26日(土曜日)、世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)出席のためスイスのダボスを訪問中の福田康夫内閣総理大臣は、12時30分頃国際ビジネス評議会(IBC : International Business Council)との昼食会に約1時間参加した。総理より挨拶を行った後、昼食会への参加者との間で質疑応答が行われた。
- 福田総理は、挨拶の中で国会開会中であり厳しい日程調整となったが、短い時間でもダボス会議に参加したいと思い出席することとした旨述べた。北海道洞爺湖サミットで主要テーマとして取り上げる気候変動問題、アフリカ問題及びサブプライム問題などの世界経済の諸問題について、先進的な議論が行われるダボス会議で様々な意見や示唆を得たいと考えている旨述べた。
- 続けて、参加者からは、日本経済をさらに成長させるための方策や、ソブリンウェルスファンドについての日本の考え方について質問がなされたほか、アフリカにおける気候変動問題への支援は、技術移転などを通じ、日本とアフリカの協調と協力の絶好の機会となるのではないかとの発言があった。
- 最後に、福田総理より参加者に対し、日本に対する意見や助言を問うたところ、参加者よりは、WTOドーハラウンド妥結に向けた日本のリーダーシップに期待する、対日投資促進のためには、日本人の外国人投資家に対する意識改革が必要であるといった発言がなされるなど、本昼食会全体を通じ、日本経済に対する関心の高さが伺えた。