福田総理大臣

中国青年代表団による福田総理表敬

平成20年7月29日

 本29日11時10分より、中国青年代表団30名(団長:倪健・中華全国青年連合会主席助理、四川大地震遺児13名、北京大学学生4名、各界(科学技術、医療、環境、エネルギー、青年団体、公務員等)青年代表12名)が福田総理を表敬したところ、概要以下のとおり。

1.総理の発言概要

(1)代表団の来日を歓迎。日中青少年友好交流年の本年、シンポジウムや交流を通じ、両国青少年の相互理解と友情が深まることを心より期待。

(2)四川大地震により家族を亡くした中高生に対し、日本政府・国民を代表してお見舞いを申し上げる。一日も早い復興を願うとともに、日本政府としても出来る限りのお手伝いをしたい。私たちが苦境にある友人と共にあることを忘れないで欲しい。

(3)北京大学の学生も参加していると承知。昨年、北京大学を訪問し、有意義な時間を過ごした。今後も北京大学と日本との交流が盛んになることを期待。

2.倪健・中華全国青年連合会主席助理発言概要

(1)会見頂いたことに感謝。今回の訪日は日中青少年友好交流年の重要な事業の一つ。これまで各地を訪問し、日本青年と交流し、有意義な時を過ごしてきた。

(2)今回の代表団には四川省の被災地の中高生も含まれている。福田総理及び日本国民の四川大地震に対する支援に心より感謝。

(3)中国国民は、福田総理のオリンピック開幕式出席を楽しみにお待ちしている。また、日本選手がオリンピックで良い成績を収められることを期待している。

3.引き続いて行われた福田総理と中国青年との懇談の主なやりとりは以下のとおり。

(1)北京大学学生より、「昨年の北京大学でのスピーチは大成功であった、日本語学科の学生は、皆総理のスピーチを教材として学んだ」と述べたのに対し、総理より、「北京大学での交流は大変有意義であった、母校の早稲田大学とも交流を行っているが、北京大学と日本の交流が益々盛んになることを期待する」旨述べた。

(2)福田総理より、四川大地震の遺児に対し、「日本も地震が多く、耐震面で力を入れている。地震が起こるのは防ぎようがないが、耐震性、防災の面での措置を講じることが重要。これから一緒に頑張ろう」と述べた。四川大地震の遺児より、「共に頑張りたい、もう地震は怖くなくなった」と述べた。

(3)四川大学華西病院の青年医師より、「日本の緊急援助隊医療チームから多くのことを学んだ。今回も、日本の緊急医療等の状況を視察し、多くの事を学んだ」旨述べた。

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