麻生総理大臣とブラウン英首相の電話会談について
平成21年3月29日
29日、午後8時30分より約20分間、麻生総理大臣は先方の発意によりブラウン英首相と電話会談を行ったところ、概要以下のとおり。
- 麻生総理より、英国主催の4月2日のロンドン・サミット（第2回金融・世界経済に関する首脳会合）において、世界経済回復に向けた前向きなメッセージを発出すべきである、引き続き議長となる貴首相と緊密に協力していきたい旨述べた。
- これに対しブラウン首相より、新興経済国や途上国にとって必要な資金が世界的に不足している中でIMFの資金基盤の強化は重要である、日本が他国に先駆けて最大1000億ドルの融資を表明し、リーダーシップを発揮していることに感謝する旨述べた。
- 麻生総理とブラウン英首相は、ロンドン・サミットの成功のためには日英間の緊密な協力が必要であり、ロンドンにおいて改めて意見交換を行うことで一致した。
- 北朝鮮問題に関しては、両首脳は、北朝鮮が地域の平和と安定を損なう行動を自制すべきである、仮に発射を強行すれば関連の安保理決議違反であり、安保理においてしっかりと取り上げる必要があることを確認した。