平成20年12月31日
(1)麻生総理から、パレスチナ武装勢力のロケット攻撃が非難されるべきことは当然だが、今般の攻撃により広範囲に被害が及び民間人にも死傷者が出ていることは遺憾であり、安保理の声明等にもあるとおり、速やかに攻撃を停止し、暴力をエスカレートさせないよう最大限の自制を要請したい旨述べました。また、民間人に多数の犠牲者が出るような事態を招来していることは、イスラエルのイメージにも影響し、和平プロセスの進展にとっても好ましくない旨を強調しました。
(2)また、麻生総理は、ガザ地区に対する早急な人道上の支援が必要であり、我が国としても、具体的な支援の可能性について、パレスチナ自治政府及び関係国際機関と具体的な支援の可能性につき協議を開始しているので、イスラエルが救援物資の搬入を含め必要な措置を執るよう要請しました。同時に和平交渉努力を継続するよう要請しました。
(1)オルメルト・イスラエル首相からは、イスラエルの攻撃はイスラエルの市民をロケット攻撃から守るために行なっているものであり、ハマスのみを対象したもので民間人の犠牲が出ないよう努力している旨の説明がありました。
(2)また、オルメルト首相から、イスラエルとしては和平交渉を継続していく意向であり、人道上の措置の必要についてもガザ地区への救援支援の搬入等に協力していく、平和を回復するために日本を含む国際社会と協力していきたい旨応答がありました。