麻生総理大臣

日ペルー首脳会談
(概要)

平成20年11月21日

 11月21日(金曜日)午後6時半過ぎ(ペルー時間)から約1時間強、ペルー共和国公式訪問中の麻生総理は、大統領府において、ガルシア大統領と首脳会談を実施しました。その概要は以下のとおりです。

 会談は、終始和やかな雰囲気で行われ、途中からピスコ・サワーがふるまわれ、お酒談義に花を咲かせながら、経済・経済協力などの二国間関係、環境・気候変動などの国際的諸課題について、有意義な意見交換を行いました。

1.冒頭

 ガルシア大統領から歓迎の辞が述べられた後、麻生総理よりガルシア大統領がブルーの拉致バッジを着用しているのを見つけ質問したところ、中曽根外務大臣からガルシア・ベラウンデ外相を通じて入手したもので、拉致された方々に対する連帯の気持ちを表すために着用しているとの説明がありました。また、ガルシア大統領は、自由に国境はなく、拉致された方々の一日も早い帰国を願っていると述べました。

2.投資協定・EPA

 麻生総理より、本日、日ペルー投資協定が締結されたが、ペルーが強く希望しているEPA(経済連携協定)締結交渉の開始に向けて前向きに検討したいと述べました。

 これに対して、ガルシア大統領より、できるだけ早く交渉を開始したく、来年2月日本で開催されるペルー展の際に自分自身が訪日し、その機会に交渉を開始したいとの意向を表明しました。

3.日本人の勤勉性等

 日本人の規律、勤勉性が国家の近代化や発展にとって不可欠であるという信念をガルシア大統領が自身の経験も交えて紹介し、麻生総理もその点に同意しつつ、経済活動が行われる際には、勤労意欲、倫理観等が大事だと指摘しました。

4.デジタルテレビ

 ペルーにおいて最終段階を迎えている地上デジタルテレビ方式の選定に関連し、麻生総理より、技術的に最も優れた、日本方式の採用を強く期待すると述べました。これに対し、ガルシア大統領より、日本方式の技術的に秀逸である点と、南米の大国ブラジルが既に採用していることなどを勘案し、好意的に検討していると説明しました。

5.経済協力・文化協力

 ガルシア大統領より、日本からの各種経済協力、さらには遺跡保存等の文化協力に対して深甚なる謝意が述べられました。麻生総理より、大統領が進める「万人のための水」計画は、大変良い計画であり、国の近代化にとって、水の確保は特に重要な意味を持つ旨述べました。

6.環境・気候変動

 ガルシア大統領より、日本がクールアース推進構想等を通じて、世界の環境・気候変動問題への取組をリードしていることに敬意を表すると述べました。これに対し、麻生総理より、中国・インド等の主要排出国を含めた対応が肝要であり、ペルーの積極的な参加を歓迎すると応じました。

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