本14日午後5時15分から約10分間,安倍晋三内閣総理大臣は,外務省賓客として来日中のマルティ・ナタレガワ・インドネシア外務大臣(His Excellency Dr. Marty Natalegawa, Minister of Foreign Affairs, Republic of Indonesia)による表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです(インドネシア側:モハマッド・ルトフィ駐日大使,ユリ・タムリン外務省アジア太平洋・アフリカ総局長ほか,日本側:世耕弘成内閣官房副長官,鹿取克章駐インドネシア大使,兼原信克内閣官房副長官補,石川和秀外務省南部アジア部長ほか同席。)。
- 冒頭,安倍総理から,先般のインドネシア訪問に際し,在アルジェリア邦人に対するテロ事件への対応のため日程を短縮して帰国することとなったが,ユドヨノ大統領との間で非常に良い会談ができ,大変実りある訪問となったとして,インドネシア側の歓待に改めて謝意を表明しました。
- 二国間関係について,安倍総理から,インドネシアとの「戦略的パートナーシップ」をこれからも発展させることで,両国の国益を発展させ,地域の発展のためにも貢献したい旨述べ,双方は,日・インドネシア国交樹立55周年,日・ASEAN友好協力40周年である本年を更なる関係強化の契機としていくことで一致しました。
- 地域情勢について,安倍総理から,今回の北朝鮮の核実験は容認できるものではなく,新たな強い安保理決議が速やかに採択されるべきである,地域の問題について日本とインドネシアで協力していくことが重要であり,そのためにも,本日の閣僚級戦略対話において外相間で率直な意見交換が行われることを期待している旨述べたのに対し,マルティ外相からは,インドネシアも北朝鮮の核実験を非難する,地域の情勢は懸念すべき状況であり,地域のあらゆる挑戦に対して両国外相の間で協力し,解決策を模索したい旨の発言がありました。