安倍総理大臣

キャメロン英保守党党首による安倍総理表敬

平成19年1月9日

 安倍総理は、1月9日19時30分より約30分間(現地時間)、宿舎にてキャメロン保守党党首による表敬を受けたところ、概要以下のとおり。

  1. キャメロン党首より、安倍総理の早期の訪英を歓迎する旨述べつつ、総理が今回の訪欧において「日本の総理として初めてNATOで演説を行うことに注目している」、また、「日本が国際社会においてより大きな役割を果たすことを支持している」と述べた。さらに、同席したヘイグ影の外相より、日本の安保理常任理事国入りに対する支持表明があるとともに、北朝鮮問題についての安倍総理の見方について照会があった。
  2. これに対し、安倍総理より、先般のNATOのリガ首脳会議での結果を踏まえ、「日本として今後NATOとの協力関係を進展させていきたいと考えている」と述べるとともに、安保理常任理事国入りへの支持に謝意を表明した。また、安倍総理より、「北朝鮮との関係では、安保理決議1718号の実施により北朝鮮に対する圧力を強めることが必要である」と述べるとともに、「北朝鮮については核問題に加えて拉致問題も重要であり、その解決にあたっても、英国を含む欧州諸国の協力を期待している」と述べた。
  3. また、同席のオズボーン影の蔵相より、英国におけるインフラ整備に高速鉄道などの日本の進んだ知見を活用したい旨述べたのに対し、安倍総理より、明年(2008年)が日英外交関係150周年にあたることも活用しつつ、日英関係を更に緊密化していきたい旨述べた。
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