安倍総理大臣

安倍総理のケーラー独大統領表敬について

平成19年1月10日

 安倍総理は、10日(水曜日)15時15分から16時(ドイツ時間)(日本時間同日23時15分から24時)過ぎまで、大統領府においてケーラー大統領を表敬し、約50分間会談を行ったところ、概要次の通り。なお、総理とケーラー大統領との会談は今回が初めて。

  1. ケーラー大統領より、総理の訪独を歓迎する、自分は2005年4月に「日本におけるドイツ2005/2006」(以下、「ドイツ年」)開幕式典に出席するため日本を訪問したが、現在の日本の状況について総理の見方を伺いたい旨述べた。これに対し、安倍総理より、大統領が「ドイツ年」名誉総裁としての役割を担ったことに謝意を表しつつ、「日本経済は構造改革により回復軌道にのったが、イノベーションの力とオープンな政策により、更に力強い成長を達成するための改革に取り組んでいる」旨説明した。
  2. 安倍総理より、「日独両国とも少子高齢化をはじめとする共通の諸問題に直面しており、様々なレベルで両国の対話と交流を深めることが重要である、この関連で、両国の共通財産である『ベルリン日独センター』や日独間の賢人会議『日独フォーラム』をいっそう活用していきたい」と述べたところ、ケーラー大統領より、「総理の提案に同意する、政府間だけではなく、広く国民同士が対話することが必要である」との発言があった。更に、安倍総理とケーラー大統領は、アフリカをはじめとする世界の貧困問題、国際経済問題や、今後の世界における多国間での協力の重要性などについて意見交換を行った。
  3. ケーラー大統領より、皇太子同妃両殿下の訪独を招請したい旨発言があったのに対し、安倍総理より、両殿下の招請に感謝する、政府内で独側の要望を踏まえてよく検討したい旨述べた。
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