平成19年1月13日
1月13日、フランス訪問中の安倍総理大臣は、11時(現地時間)から約30分間、宿舎にてロワイヤル元環境大臣(社会党大統領候補)による表敬を受けたところ、概要以下のとおり。
(1)安倍総理より、「日仏関係は順調・良好だが、明年(2008年)の日仏外交関係150周年を契機に、両国関係を一層強化していきたい。」と述べた。
(2)これに対しロワイヤル元環境相より、「是非150周年を総理とともに祝いたい。これができるかどうか、フランス国民の選択次第であるが。」と応じた。
ロワイヤル元環境相より、「核不拡散問題で日本が果たしている役割を高く評価する。イランと北朝鮮の問題は、この観点から、ともに重要である」と述べた。これに対して、安倍総理より、「イランと北朝鮮の問題は相互に影響を及ぼすものであり、国際社会が結束して、圧力をかけるべき際には圧力をかけ、交渉を通じて解決していかなければならない」と応じた。
安倍総理より、「フランスからは日本の安保理常任理事国入りを支持いただき、感謝している。今後とも協力していきたい」と述べた。これに対し、ロワイヤル元環境相より、「安保理の拡大は必要であり、日本が目指す方向で改革が実現することを期待する。フランスとしてできることがあれば、是非お手伝いしたい」と述べた。
以上の他、両者は欧州情勢、環境問題、少子高齢化対策などについて意見交換を行った。