平成19年8月22日
8月22日(水曜日)、12時30分から約30分間(現地時間)、プラナーブ・ムカジー外務大臣が安倍晋三内閣総理大臣を表敬訪問したところ、概要は以下のとおり。
ムカジー外相から、素晴らしい国会演説に対して祝福したい、特に、安倍総理の演説の中で、インドの著名な人物、具体的にはヴィヴェーカーナンダ、タゴール、ボース、パール判事に言及があったことに感動した、また、「2つの海の交わり」という演説のテーマについても、日印協力の今後の方向性をよく示しているものと考えると述べた。
これに対し、安倍総理から、議会の指導者として、今回の国会演説の実現に御協力いただき感謝する、セントラル・ホールという歴史的な建物で演説することができ、大変光栄であったと述べた。
ムカジー外相から、2006年に国防大臣として訪日し、防衛協力について共同ステートメントを発出した。その後、日本では、防衛庁が防衛省に昇格した、小池防衛大臣の訪印を楽しみにしている、インドとしては、安全保障面での日本との協力を深化することを希望している、特に、マラッカ海峡等のシーレーンの安全確保の面で協力したいと述べた。
これに対し、安倍総理から、防衛庁から防衛省への昇格は、日本の国民の文民統制に対する自信の現れであるとともに、国際社会と様々な課題に取り組む意志の現れである、シーレーンの安全確保については、日本のみならず、地域の諸国にとっても重要な課題であり、日印両国が連携し、よく相談していくことが重要であると述べた。