1.4月6日、ワシントンDCにて、有馬中東和平担当特使は、ミッチェル中東和平担当特使(元上院議員)と中東和平の現状と和平プロセスを進展させていくための日米協力のあり方につき、意見交換を実施したほか、スタインバーグ国務省副長官、シャピーロNSC上級部長、フェルトマン国務省次官補代行(ミッチェル特使に同席)、スコウクロフト元大統領補佐官、アーミテージ元国務副長官、エイブラムス元大統領補佐官等の中東和平に関係する政府要人・有識者と意見交換を実施しました。
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(1)これらの会談の中で、中東和平をめぐる情勢についての我が国の見方を伝えた上で、中東和平実現に向け、日米が緊密に協力していく必要性を伝え、今後より緊密に協力していくことで一致しました。
(2)我が国としても政治的な働きかけや「平和と繁栄の回廊」構想等の対パレスチナ支援を通じて、中東和平の実現に向け積極的に関与していく考えである旨伝達しました。
(3)ガザの復興については、人道的支援を継続しつつも、ガザと西岸の分裂が固定化することがないようアッバース・パレスチナ自治政府大統領を支持しパレスチナ自治政府のもとに、復興が行われるようにする必要があるとの我が国の考え方を伝え、米国側とも一致しました。