本27日午後3時40分から約30分間,世耕弘成内閣官房副長官は,ヤン・エリアソン国連副事務総長による表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。
- 冒頭,世耕官房副長官からエリアソン国連副事務総長に対し,我が国において国連の役割に対する期待は高まっており,とりわけ北朝鮮のミサイル発射及び核実験に対し,国連加盟国が連携して一致した姿勢を北朝鮮に示すとともに,国連安保理は強い決議を早期に採択すべきである旨述べました。
- これに対し,エリアソン国連副事務総長から,国連の諸活動に対する日本の積極的な貢献に感謝する旨を述べるとともに,北朝鮮のミサイル発射及び核実験はこれまでの安保理の決議への明白な違反であり,潘基文事務総長も厳しい声明を発出している旨の発言がありました。
- 両者は,拉致問題を含む北朝鮮の人権問題や,PKO,安保理改革等について意見交換を行いました。
- 最後に,エリアソン国連副事務総長より,先般のアルジェリアにおける10名の邦人犠牲者,並びに昨日のエジプトでの気球事故における4名の邦人犠牲者及び遺族の方々に対する哀悼の意が表明され,世耕官房副長官より,哀悼の意に対する感謝を述べました。