本25日(月曜日)午後2時25分より約20分間,藤村修内閣官房長官は,外務省賓客として来日中のラフィーク・アブデッサレーム・チュニジア外務大臣(H.E. Dr. Rafik Abdessalem, Minister of Foreign Affairs of the Republic of Tunisia)の表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。
- 冒頭,藤村官房長官から,アブデッサレーム大臣の大臣就任と初の来日を歓迎する旨述べるとともに,東日本大震災に際したチュニジア政府からのお見舞いと支援に感謝の意を表明しました。また,藤村官房長官は,チュニジアの民主化に向けた取組を評価し,新憲法制定を含む政治改革が順調に進むことを希望するとともに,日本としても,地域格差是正や若年者の失業問題などの経済社会改革を後押しすべく,引き続き支援していく考えである旨述べました。
- これに対し,アブデッサレーム大臣は,長年の友好関係を基礎として,日本が政治面・経済面で様々な支援をチュニジアに提供してくれていることを深く感謝する旨述べました。また,同大臣は,現在のチュニジアが治安面や経済面等で様々な課題に直面しているものの,チュニジアの民主化は地域全体に影響を与えるものであることから,それらの課題解決に向けて全力で努力していく旨述べました。
- この他,双方は,北アフリカ諸国間の地域統合の推進を含む地域的・国際的課題において,二国間で協力していくことを確認しました。