- 本4日(月曜日)午後16時40分より約20分間,仙谷由人官房長官は,孔魯明(コン・ノミョン)韓国側議長,茂木友三郎日本側議長を始めとする第18回日韓フォーラム出席者の表敬を受けました。
- 仙谷官房長官より,冒頭、第18回日韓フォーラムの開催に祝意を表すとともに,自身が,社会人となり在日韓国・朝鮮人の問題に取組み始めてから本年でちょうど40年の歳月が経った,また国会議員として日韓関係を本格的なものにしようとして種々努力してきて20年が経過した,昨今の緊密かつ重層的な日韓関係を見るにつけ感慨もひとしおである旨述べました。
また,仙谷長官から,本年は日韓併合100年の節目の年であり,菅総理談話の発出や李明博大統領の光復節における演説等において,日韓両国として,これまでの100年を振り返りつつ,これからの100年については,日韓両国が単に二国間で協力するのみならず,共同でアジア地域及び国際社会のために貢献していかなければならず,又,それが可能であると考える旨述べた上で,今回の日韓フォーラムにおける知的貢献が,今後の未来志向の日韓関係を展望するような議論となることへの期待を表しました。 - これに対し,孔魯明(コン・ノミョン)韓国側議長から,韓国政府及び国民は,8月の菅総理大臣談話を評価している旨述べ,日韓関係の強化・拡充に関する日本側の尽力に対する謝意を表した上で,日韓フォーラムが戦略的な議論を通じ,日韓関係を新たな高みに引き上げ,日韓関係が今後進むべき方向性を提示するような議論を行っていきたい旨述べました。
また,茂木友三郎日本側議長より,日韓フォーラムは,これまで18回もの開催を数える中で,参加メンバーは変わってきているものの,日韓関係を強化する観点から,一貫して真剣かつ率直な議論を行ってきており,これからも日韓フォーラムを一層充実させていくべく,日韓双方の参加メンバーが引き続き努力していきたい旨述べました。
(別添) 参加メンバーリスト(PDF)
(参考) 日韓フォーラム
1993年の日韓首脳会談での合意に基づき設置された長期的かつ未来志向の新しい日韓関係のあり方を検討する民間対話フォーラム。日韓両国の政治家、経済人、学者、ジャーナリスト、民間研究・交流機関等の関係者が参加している。93年以来、年に1回、日韓で交互に会議を開催。第18回日韓フォーラムは、10月3日から5日まで東京で開催。