本28日（木曜日）午前10時00分から約15分間，枝野幸男内閣官房長官は，天野之弥IAEA事務局長の表敬を受けました。概要は以下のとおりです。
- 枝野官房長官から，これまでのIAEAの日本に対する協力に感謝するとともに，「ステップ1」の完了などの原発事故の収束に向けた国内状況を説明し，引き続き政府として全力を挙げて収束に向けて取り組むことを伝達しました。
- これに対し，天野事務局長より，本年6月のIAEA閣僚会議における日本の報告の透明性が高かった旨評価するとともに，同会議の結果を踏まえ，現在，IAEAにおいて行動計画を策定中であり，本年9月のIAEA総会で同行動計画が承認されることを目指している旨の説明がありました。さらに，IAEAが経験と知見を有する除染，溶けた炉心や使用済み核燃料の処理の分野でIAEAが協力できるとの発言がありました。
- また，双方は，来年後半の我が国とIAEAによる原子力安全に関する国際会議の開催をはじめ，国際的な原子力安全の向上に向け，日本とIAEAとの間で引き続き緊密に連携していくことを確認しました。