本16日(木曜日)午前11時45分から約35分間,福山哲郎内閣官房副長官は,ユルゲン・トリッティン独連邦議会緑の党院内総務(Mr. Juergen TRITTIN, Chairman of the Green Party in the Bundestag)一行による表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。
- 東日本大震災に関し,トリッティン院内総務から,被災者に対する心からのお見舞いを表明するとともに,ドイツ国民は,日本国民への連帯の意を一層強く感じている旨述べました。福山副長官からは,ドイツのこれまでの支援に感謝の意を述べました。
- 双方は,日独交流150周年である本年を,両国の友好協力関係を一層深めていく契機としていくことで一致しました。
- 福山副長官から,東京電力福島第一原発事故の収束に向けた取組みを説明しつつ,15日はいわき市を訪問されたとのことであるが,日本は「open for business and travel」であることを本国にお伝えいただきたい旨述べました。これに対し,トリッティン院内総務から,放射能のリスクについて現実的に捉えており,駐日ドイツ大使館をはじめ正確な情報発信に努めている旨述べました。
- トリッティン院内総務から,脱原発及び再生可能エネルギーの利用促進を推進するドイツのエネルギー政策について説明を行いました。福山副長官からは,原子力,化石燃料に加え,再生可能エネルギーの利用促進及び一層の省エネを推進していく我が国のエネルギー政策について説明を行いました。双方は,お互いに学ぶべき点も多く,連携していくことで一致しました。