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カウダー独連邦議会キリスト教民主同盟・社会同盟(CDU/CSU)会派院内総務による枝野官房長官への表敬

平成23年6月13日

本13日(月曜日),午前11時40分から約30分間,枝野幸男内閣官房長官は,フォルカー・カウダー独連邦議会キリスト教民主同盟・社会同盟(CDU/CSU)会派院内総務(Mr. Volker Kauder, Chairman of the CDU/CSU parliamentary group in the Bundestag)一行による表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。

  1. 東日本大震災に関し,枝野官房長官から,津波により広域的かつ壊滅的な被害を受けたが,製造業は急速に回復してきている,農業や水産業の再建を含め,日本全体の力を回復させるべく,日本の安全性と回復振りをドイツに伝えていただき,経済交流の拡大につなげていきたい旨述べました。

  2. カウダー院内総務から,今次訪問は,メルケル首相の指示を受け,ドイツ国民から日本国民に対する支援と連帯を示すためのものであり,明14日(火曜日)は仙台を訪問予定である,また,福島原発事故に関し,日本が透明かつオープンな形で情報発信を行っていることを高く評価する,放射能に関する日本の基準は厳格なものであり,日本のデータは信頼できると確信している,今次訪問が日本が安全であることを示す契機となることを期待する旨述べました。

  3. 日EU・EPAに関し,枝野官房長官から,メルケル首相による支持に対し謝意を表明するとともに,両国間の自由貿易を推進すべく,協力していくことで一致しました。

  4. 本年は日独交流150周年であり,6月21日(火曜日)からは皇太子殿下がドイツを訪問される予定であることを受け,双方は,普遍的価値を共有している両国の友好協力関係を一層発展させていくことで一致しました。また,日本を含む東アジアと独を含む欧州との関係を一層強化していくことの重要性についての認識を共有しました。
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