ブルネイ・ダルサラーム国

平成30年2月11日
日・ブルネイ外相会談(写真1)
日・ブルネイ外相会談(写真2)
日・ブルネイ外相会談(写真3)
 ブルネイ訪問中の河野外務大臣は,本11日昼,エルワン第二外務貿易大臣との間で初の日ブルネイ外相会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。なお,この会談には,ハルビ第二国防大臣も同席しました。(注:外務貿易相及び国防相はボルキア国王が兼任。)
  1. 冒頭,河野大臣は,本年1月30日にそれぞれ第二外務貿易大臣,第二国防大臣に就任したエルワン大臣及びハルビ大臣の就任に祝意を表しました。また,日ASEAN友好協力45周年の今年,ASEANの対日調整国であるブルネイとの連携を深め,幅広く協力を強化したい旨述べました。
  2. 二国間関係について,LNG貿易及びエネルギー分野を中心とする日本企業の投資を基調とする日ブルネイ関係を更に進展させるため,河野大臣から,ブルネイの経済多角化への技術協力等を通じた協力,防衛交流・協力の進展,1998年以来となるブルネイから日本への直行便の再開など,幅広い協力,連携分野について期待を述べました。両大臣は,両国間で交渉中の技術協力協定の早期締結の必要性等、これらの分野での協力を推進していくことで一致しました。
  3. 河野大臣より,日本が推進する「自由で開かれたインド太平洋戦略」について説明し,インド洋と太平洋の連結点に位置するブルネイを含むASEAN諸国の理解が重要である点を強調しました。エルワン大臣は,同戦略の目指す方向性につき,引き続き日本と連携して理解を深めていきたい旨述べました。
  4. 北朝鮮問題に関し,両大臣は安保理決議の履行を含めあらゆる手段を通じて北朝鮮への圧力を最大限まで高めていくことで一致しました。

  また,両大臣は,地域情勢や,TPPを始めとする自由貿易の推進等の幅広い議題について意見交換しました。


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