7月25日(日曜日)午前8時30分(日本時間午前10時30分)から約35分間,ラオスを訪問中の岡田外務大臣は,ブアソーン首相への表敬を行い,以下のとおり,二国間関係の強化及び地域・国際情勢について意見交換が行われました。
- 双方は,本年の日ラオス外交関係樹立55周年の機会に,日ラオス間の「包括的パートナーシップ」を更なる高みに上げるため,様々な分野での協力や幅広いレベルの交流を一層強化することで一致しました。
- この中で,岡田大臣から,菅政権においてもラオス及びASEANを重視するとの政策に変わりはない,ASEAN連結性強化の文脈においてラオスは重要な位置づけにあり,引き続きラオスの社会経済開発を支援していきたい,また環境と両立した持続可能な開発の視点も重要であり,「緑あふれるメコン(グリーン・メコン)に向けた10年」イニシアティブの下,環境・気候変動分野に関する協力を強化していきたい旨述べました。
- ブアソーン首相から,今回の岡田大臣のラオス訪問は,日ラオス間の友好関係を更に促進するものであり歓迎する旨述べた上で,これまでの日本政府及び国民によるラオスに対する支援に深く感謝する,ラオスは,2011年からの第7次社会経済開発5か年計画において,貧困問題を解決し,持続可能な社会経済開発を進めることを目標としており,今後も日本からの支援をお願いしたい旨述べました。これに対し,岡田大臣から,ラオス政府の方針は日本の援助方針に沿ったものであり,今後も引き続きしっかりと支援していきたい旨述べました。
- 地域・国際情勢に関し,双方は,東アジア地域協力,ミャンマー,朝鮮半島,地雷・不発弾,国連安保理改革について意見交換を行いました。この中で,ブアソーン首相から,日本の国連安保理常任理事国入りへの支持を改めて表明しました。