中曽根外務大臣

日ボツワナ外相会談

平成21年3月21日

(写真)


 21日午前、中曽根外務大臣は、スケレマニ・ボツワナ外務・国際協力大臣と会談を行ったところ、概要以下のとおり。

1.TICAD閣僚級フォローアップ会合

(1)冒頭、中曽根大臣より、本フォローアップ会合の開催につき、ホスト国としての協力に謝意を表した後、TICADIV開催後9カ月が経過したが、世界的金融・経済危機下においても、多くの分野で進捗が見られた、共同議長として、貴大臣と協力しつつ、アフリカの声をとりまとめ、ロンドン・サミットに向け、力強いメッセージを発出したい旨述べました。

(2)これに対して、スケレマニ大臣より、ボツワナを本会合の開催国として選んでいただき感謝している、世界は信用収縮に直面しているが、本会合で実りのある成果が得られることを期待している、これは、ロンドン・サミットにおける新しい動機付けとなるであろうと述べました。

2.二国間関係

(1)スケレマニ大臣より、これまでの日本のボツワナに対する支援に謝意が表明され、今後、教育、観光産業、資源開発等の分野で日本との協力関係を強化していきたい、その観点から、技術協力協定を締結したいとの発言がありました。

(2)これに対して、中曽根大臣より、ボツワナは南部アフリカの平和と安定に貢献し、またグッドガバナンスの模範例であり、我が国は、こうしたボツワナとの関係を重視していると述べました。

 また、昨年7月の我が国の資源探査技術を活用する地質リモートセンシング・センターの開設、9月の貿易投資促進合同ミッションのボツワナ訪問に言及しつつ、双方の得意分野を生かした協力を強化し、ボツワナとの経済関係を発展させていきたいと述べました。さらに技術協力協定については、我が国のボツワナに対する技術協力のより円滑な実施を促すという点で有意義であり、早期締結に向け、交渉を進めたいと述べました。

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