外務大臣

日セネガル外相会談

平成23年5月1日

  • 写真:日セネガル外相会談
  • 写真:日セネガル外相会談

 本1日(日曜日)18時25分から約30分間,松本剛明外務大臣は,第三回TICAD閣僚級フォローアップ会合の機会を捉え、ニョン・セネガル共和国外務大臣(H.E. Mr. Madick NIANG, Minister of Foreign Affairs of the Republic of Senegal)と会談を行いました。また,両外相は,会談に先立ち日・セネガル技術協力協定に署名しました。会談の概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、松本大臣より、TICAD共催国としての多大な協力に謝意を表した後、東日本大震災に際するニョン外相からの暖かいお見舞いメッセージ及び在セネガル大使館での記帳、セネガル政府からの義援金の寄付に対し謝意を表しました。また、開発支援と貿易・投資の拡大、平和と安定への貢献、安保理改革・気候変動等のグローバルな課題への対応の3つを柱として、日本は震災後もアフリカ外交を力強く進めていく決意を表明しました。さらに、本年予定されているG8(ドーヴィル(仏))、G20(カンヌ(仏))、COP17(ダーバン(南アフリカ))等の国際会議に向け、今回のダカール会合の結果を力強いメッセージとして発信していきたい旨述べました。
  2. これに対し、ニョン外相より、東日本大震災及び福島第一原発事故に関し、改めて日本国民に対し哀悼の意を表するとともに、TICADはアフリカにとって大変重要な会議であり、その開催国としてセネガルを選んで頂き感謝する旨述べました。また、震災に際して日本にアフリカから寄せられた支援は、日本がこれまでにアフリカに対して行ってきた支援に対する感謝の気持ちの表れである旨述べました。続いて、日本がセネガルに対し行ってきたインフラ、保健、教育、人材育成等を中心とする支援に対する謝意が表されたほか、日本企業のセネガルへの進出を期待するとともにwin-winの関係を構築したい旨述べました。
  3. その他、両外相は、日・セネガル技術協力協定が署名されたことを歓迎し、これを機に日・セネガル協力関係を一層強化していくことで一致しました。また、両外相は,アフリカの平和と安定、及び、安保理改革、気候変動等のグローバルな課題についても意見交換を行いました。
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