松本外務大臣は、5月1日12時35分より35分間、第3回TICAD閣僚級フォローアップ会合の折に大統領官邸でワッド・セネガル大統領を表敬したところ、概要以下のとおり。
- 冒頭、ワッド大統領より、東日本大震災及び福島第一原発事故に関し、天皇皇后両陛下、菅総理及び日本国民に対し弔意を示すとともに、日本国民が必ずやこの国難を乗り越えることを信じている旨述べた。また、同席したニョン外相より1日午前中に行われた会合のオープニングセッションの報告がなされた後、ワッド大統領は、松本大臣のセネガル訪問を歓迎するとともに、第三回TICAD閣僚級フォローアップ会合の開催国にセネガルを選んで頂き感謝する旨述べた。
- 松本大臣より、TICAD共催国としての多大な協力に謝意を表した後、東日本大震災に際するワッド大統領からの暖かいお見舞いメッセージ及びセネガル政府からの義援金の寄付に対し謝意を表すとともに、開発支援と貿易・投資の拡大、平和と安定への貢献、安保理改革・気候変動等のグローバルな課題への対応の3つを柱として、日本は震災後もアフリカ外交を力強く進めていく決意である旨述べた。
- これに対し、ワッド大統領より、安保理改革については、日本の努力を支持している、アフリカの代表性向上が必要であるほか、その他のグローバルな課題については両国で協力していきたい旨発言の発言があった。更に、日本のこれまでの開発援助への謝意とともに今後の支援への期待が表明された。