
日豪外相会談(概要)
平成23年7月21日
21日(木曜日)午後1時35分頃より約30分間,インドネシア・バリ出張中の松本剛明外務大臣は,オーストラリア連邦外務大臣ケビン・ラッド閣下(The Hon Kevin Rudd MP, Minister for Foreign Affairs of Australia)と会談を行ったところ,概要以下のとおりです。
- 二国間関係・地域情勢
(1)松本大臣から,東日本大震災に際する豪州の支援に改めて謝意を表した上で,現状を踏まえて豪州の渡航情報を随時見直すよう要請しました。
(2)両外相は,日豪2+2(外務・防衛閣僚協議)が極めて重要との認識を確認の上,早期開催に向けお互い調整していくことで一致しました。
(3)松本大臣はシー・シェパード問題についても提起しました。また,両外相はフィジー民主化問題についても意見交換し,今後とも密接に意思疎通していくことで一致しました。
- EAS・ARF
(1)両外相は,EAS外相会合及びARFにおける対応ぶりについて意見交換を行い,緊密に協力していくことを確認しました。
(2)両外相は,本年11月に開催されるEAS首脳会議の成功は重要であるとの認識を確認し,防災・災害救援の分野でも協力していくことで一致しました。
- その他
ラッド外相から,女子サッカー・ワールドカップで日本が優勝したことに祝意を表し,東日本大震災で大きな被害を受けた日本にとって良いニュースだと述べました。これに対し松本大臣より謝意を述べました。