平成20年2月9日
夕食に先立ち、高村大臣より、昨年11月に同長官が訪日した際には、補給支援法及び在日米軍駐留経費に係る特別協定等の課題があったが、双方の努力によりこれらについても解決を見た旨述べたところ、ゲイツ長官からは、日本側の協力に対する謝意が表された。また、高村大臣及びゲイツ長官は、日米同盟関係を一層強化していくことを確認した。
両大臣は、日・ポーランド関係は経済関係及び交流を含むあらゆる分野において極めて順調であり、明年の日・ポーランド国交樹立90周年を両国間の一層の友好関係促進の契機としたいとの点で一致した。
高村外務大臣より、先方に対し、本年予定されている日EU定期首脳会談、G8外相会合及びG8首脳会合に向け、本年前半EU議長国を務めるスロベニアの采配に期待する旨述べた。これに対し、ルーペル外相より、これらの会議に出席することを楽しみにしており、これらの会合が成功を収めるよう、貴大臣と一層緊密に協力して行きたい旨述べた。
(参考:ミュンヘン安全保障会議について)
米・欧における安全保障に関する最も権威のある国際会議の一つ。1962年に発足して以来、例年2月に開催されている。現主催者は、テルチック独ヘルベルト・クウォント財団理事長。開催国である独をはじめ、米、英、仏等のNATO諸国の閣僚、国会議員、高級軍人、また、ワルシャワ条約機構解体後は、ロシア、中・東欧諸国の関係閣僚等、総勢250名を越す各国要人が出席。日本から閣僚が参加するのは初めて。2006年に行われた第42回会議の際には、塩崎外務副大臣(当時)が参加した。