
ASEAN+3外相会議及びEAS参加国外相非公式協議(議長声明ポイント)
平成20年7月23日
1.北朝鮮部分仮訳(両会合ほぼ共通。)
「外相達は、地域及び国際情勢について意見交換を行い、東アジア地域の平和と安全に資する最近の動きを歓迎した。外相達は、安全保障上及び人道上の懸念等の懸案事項の解決を含む2005年9月19日の共同声明の完全な実施を通じた朝鮮半島の検証可能な非核化及び関連する六者会合参加者間の将来の国交正常化に向けた六者会合に対する支持を改めて表明した。この関連で、外相達は、効果的な検証メカニズムの早期の確立の重要性を強調した。外相達は、2008年7月23日にシンガポールで開催される予定の六者会合の外相による初めての非公式会合を歓迎した。」
2.その他
(1)ASEAN+3外相会議
- ミャンマーがガンバリ国連特別顧問を本年8月に招待したことを歓迎。同特別顧問の仲介活動を支持(EAS同旨)。
- プレア・ビヒア寺院問題について、カンボジアとタイが説明。各国は双方に自制と友好的解決を要請(EAS同旨)。
- 日本の「平和と繁栄の回廊」構想に留意。
- 原油・食料価格の高騰、気候変動及び防災に関する協力の重要性を確認。
- 総額300万ドルのASEAN+3協力基金を立ち上げることに合意。
(2)EAS参加国外相非公式協議
- エネルギー、食料、金融分野に関する協力の重要性を確認。
- 気候変動問題に関し、有効で包括的かつ衡平な2013年以降の枠組に向けたコミットメントを再確認。
- タイが本年12月の第4回EASにおいて人々の幸福及び生活に関連する事項に焦点を当てる意向であることに留意。
- ASEAN各国外相は、ミャンマーのサイクロン災害に対するEAS各国の人道支援に謝意を表明。
- アジア版「エラスムス計画」及び「アジア防災・防疫ネットワーク」に関する日本の提案を歓迎。
- 次期議長国タイの下で、次回EAS外相協議が開催されることを期待。