報道発表

令和7年3月7日
握手する岩屋外務大臣とラミー英国外務・開発相
岩屋外務大臣とラミー英国外務・開発相の会談の様子
握手する岩屋外務大臣とラミー英国外務・開発相

 3月7日、午後5時50分から約35分間、岩屋毅外務大臣は、訪日中のデービッド・ラミー英外務・開発大臣(The Rt Hon David Lammy, Secretary of State for Foreign, Commonwealth and Development Affairs of the United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、岩屋大臣から、ラミー外相を日本でお迎えでき嬉しい旨述べるとともに、日英経済版2+2閣僚会合(経済版2+2)に先立ち、日英の二国間関係やウクライナ情勢を含む地域情勢についてこの機会に率直に議論できることを楽しみにしている旨述べました。これに対し、ラミー外相は、初開催となる経済版2+2に参加するため訪日でき喜ばしい、日本の企業は英国に多くの投資をしているほか、安全保障面でも緊密に連携しており、引き続きこれを推進したい、と述べました。
  2. 岩屋大臣から、ウクライナ情勢に関し、各国の外交努力が公正かつ永続的な平和の実現につながるよう、両国で連携して対応することが重要である旨述べました。その上で、両外相は、本件について、今後も日英間で良く意見交換することで一致しました。
  3. 両外相は、英国がインド太平洋にてプレゼンスを発揮しており、本年も空母打撃群の日本寄港等、日英安全保障協力の機会が多数生まれていることを歓迎しました。また、両外相は、グローバル戦闘航空プログラム(GCAP)について、2035年の初号機配備に向けて外交当局として支援していくことで一致しました。さらに、両外相は、英国での日英外務・防衛閣僚会合(「2+2」)の次回会合の開催に向けて、事務レベルで今後調整させることで一致しました。
  4. 両外相は、地域情勢についても意見を交換しました。中東情勢についての日英間の連携を一層緊密なものとすべく、両外相は、日英中東局長対話が先日立ち上げられたことを歓迎し、同対話も通じて、引き続き緊密に連携していくことで一致しました。その他、両大臣は、中国や、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応をはじめとするインド太平洋情勢についても意見交換を行い、緊密に連携していくことで一致しました。また、両大臣は、国際社会の諸課題やグローバルサウスとの協力について、日英が引き続き緊密に連携していくことで一致しました。

報道発表へ戻る