玄葉外務大臣

日英外相戦略対話(概要)

平成24年10月19日

  • (写真)日英外相戦略対話-1
  • (写真)日英外相戦略対話-2

 10月17日(水曜日)から18日(木曜日)にかけて,英国を訪問中の玄葉光一郎外務大臣は,ウィリアム・ヘーグ外務大臣(Rt Hon William Hague, Secretary of State for Foreign and Commonwealth Affairs)との間で,日英外相戦略対話(現地時間18日午前9時30分から約90分間)及びそれに先立つワーキング・ディナー(現地時間17日午後8時から約100分間)を行ったところ,概要は以下のとおりです(外相戦略対話には,スワイヤー外務閣外相が同席)。

  1. 17日のワーキング・ディナーでは,アジア太平洋の地域情勢やサイバー空間,日英二国間関係(防衛,原子力分野での協力)について,また,18日の日英外相戦略対話では,G8(英国は来年議長国)やアジア情勢,アフリカ開発,中東情勢,日EU・EPA,その他国際場裏の諸課題につき幅広く意見交換が行われました。
  2. アジア太平洋情勢については,玄葉大臣から現下の日中関係に関する我が国の立場を説明し,ヘーグ外相との間で,事態を平和的に,国際法に則って処理していくべきことにつき一致しました。また,両国間でアジア太平洋情勢全般について,外相間,局長間を含め,より頻繁に意見交換していくことにつき一致しました。さらに,ASEAN等についても議論されました。
  3. 中東情勢については,シリアやイラン情勢等について議論されました。またアフリカ開発に関しては,来年英国がG8議長国を務め,日本が第5回アフリカ開発会議(TICAD V)を開催することも踏まえ,日英で連携していくことで一致しました。
  4. 日EU・EPAについては,ヘーグ外相から,英国は日本を支持しており,今後も支持していく旨言及があり,今後の進め方についての英側からの助言も含めて議論されました。
  5. 4月のキャメロン首相訪日時に発出された日英共同声明に基づく防衛,原子力分野を中心とする協力については,両外相間で進捗状況に関する確認がなされ,引き続き協力を進めていくことで一致しました。

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