10月12日(水曜日),マレーシアを訪問中の玄葉外務大臣は,19時40分頃(現地時間)から約30分間,マレーシアの元日本留学生同窓会の代表者4名(サイド・プトラ・サイド・モクター東方政策元留学生同窓会(ALEPS)会長,イスラミ・ビン・イスマイル同副会長,ポア・リー・ク・マレーシア元留日学生協会(JAGAM)会長,ゴー・ニー・シオン同書記)と懇談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
- 玄葉大臣から,元日本留学生のおかげで両国は強い絆で結ばれ,東方政策は両国の友好の象徴であるとしてマレーシアの未来を担う人材作りの基盤となってきたことを評価しつつ,来年の東方政策30周年に各種事業を実施して盛り上げてもらいたい旨述べました。また,東方政策の集大成であるマレーシア日本国際工科院(MJIIT)の開校に触れつつ,MJIITの下で両国の知的交流を更に深めていきたい旨述べました。さらに,元留学生による東日本大震災支援に謝辞を述べました。
- 元日本留学生同窓会代表からは,盆踊り大会開催などの同窓会の活動について説明があったほか,日本留学経験者が同国の様々な分野で活躍していること,日本には学問だけではなく,習慣や文化を通じてマレーシアにないものを学んだことを紹介しつつ,今後も日・マレーシア両国の友好関係の架け橋として,若い 世代の留学を継続していきたいとの発言がありました。