10月14日(金曜日),インドネシアを訪問中の玄葉外務大臣は,13時頃(現地時間)から約1時間20分,ギナンジャール大統領諮問委員会委員主催の昼食会で同委員と意見交換を行ったところ,概要は以下のとおり(先方同席:ファディル海洋水産大臣,ゴーベルインドネシア日本友好協会会長,我が方同席:鹿取在インドネシア大使,梅田南部アジア部長ほか)。
- 冒頭,ギナンジャール委員から,玄葉大臣のインドネシア訪問に対して歓迎の意を述べ,玄葉大臣からは,ギナンジャール委員による日・インドネシア関係への長年の貢献を讃えた。
- また,ギナンジャール委員から,東日本大震災への見舞いの言葉と共に原発事故の問題について早く解決されることを切に願っている旨述べ,玄葉大臣からは,原発事故も着実に終息に向かっているなど,日本は確実に震災から復興に向かっており,日本人の誠実さと最先端技術でしっかりと再生したい旨述べた。ギナンジャール委員からは,インドネシアが自然災害を被ったときも,どの国よりも早くどの国よりも大きな支援をしてくれたとして,これまでの日本のインドネシアに対する支援に報いるためにも,震災からの復興を支援していきたい旨述べた。
- さらに,ギナンジャール委員から,元日本留学生が設立したダルマ・プルサダ大学でのもの作りに関する教育や日本語教育の取組について紹介があり,日本企業の投資を一層促進する上でも,こうした大学での人材育成が重要であることで一致した。